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大土塁の写真を撮るために公園を縦断しようとしたら、右手の樹木の上にアイビスがいた。
通常、アイビスを木の上でみることは珍しい。
いつもは地を歩いて、地表を突っついてエサを獲っている。
高いところでは住宅の屋根を歩き、塀などに止まっている。
が、木に止まっている姿をみることはない。
なにしろ図体が大きい。
それに首も長く、さらにはクチバシも長い。
木々の枝にスマートに止まれる条件を持っていない。
よって、普通は歩く姿か、飛んでいる姿を目にすることが多い。
そのアイビスが木の上にいて首を伸ばしていた。
アイビスが木の実を食べる姿などこれまで一度としてみたことがない。
木の細い枝をくわえた。
そして、バサバサと豪快に木々を移動した。
そして止まった。
あった。
アイビスの巣。
ただい製作中。
ここはアイビスのコロニーだが、これまでここで巣を見つけたことはない。
というのは枝葉が茂っていて見えないからだ。
巣が或ることは分かっていた。
しばらく来ないうちに葉が落ちて、幾分すきすきになっている。
夏場になって、木々の様相が変わっていた。
クリーク沿いの観察がいそがしく、オルセン・アベニューをわたることがなかった。
そのため、コロニーの変化を見過ごしてしまったようだ。
じっくり、みたらその近くにも巣があり、アイビスがいた。
木々の間に入って見上げてみた。
3,4つの巣が見える。
数個は確認できるから、おそらく10個以上の巣があるかもしれない。
もしかしたら、このコローの木はアイビスが巣を作るに、非常に有効な材料を提供してくれる樹木なのかもしれない。
それがゆえに、コロニーが営まれることになったのかもしれない。
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